圧着ハガキ・DM通信

圧着ハガキの種類|DMに使用するメリットとコストを抑える方法

自社商品の紹介やサービス案内をDMで行うとき、圧着ハガキは効果的な広告媒体です。圧着ハガキはDM業務用に適した特性があり、郵便局を通して顧客の手元へと届けられます。

実際に圧着ハガキをDMに使用したいものの、種類の選び方や制作方法が分からない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、圧着ハガキの種類やDMに使用するメリットを解説します。コストを抑えるための方法も解説しますので、ご参考にしてください。

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1.圧着ハガキの種類

圧着ハガキとは、中面が接着されている折りたたみハガキのことです。個人情報漏えい対策ができるなど通常のハガキとは異なる特性を持ち、用途としてはDMの他に料金明細を知らせるハガキにも使用されます。

圧着ハガキは接着方法や圧着ハガキの形状によって、いくつかの種類に分類可能です。ここでは、圧着ハガキの種類を解説します。

 

1-1.接着方法

◯先糊方式

全体に感圧糊が塗布された専用紙に印刷印字を行い、メールシーラーで圧着するタイプです。(※画像印刷には制限があります)

メリット
  • 上質紙の使用が可能なため、鉛筆でも容易に書き込める
  • 接着力が強い
デメリット
  • 水に弱い
  • 光沢がない
主な用途
  • 明細書など親展通知書類

◯後糊方式

普通紙に印刷印字を行った後、感圧糊を塗布してメールシーラーで圧着するタイプです。

メリット
  • 上質紙の使用が可能なため、鉛筆でも容易に書き込める
  • 接着力が強い
デメリット
  • 小中ロットに不向き
  • 水に弱い
  • 光沢がない
主な用途
  • 大ロットの親展通知書類
  • DM

◯PP熱圧着方式

普通紙に印刷を行った後、接着したい二面の間に特殊フィルムを挟み、熱を加えながら圧着するタイプです。

メリット
  • 水に濡れても開封できる
  • 光沢がある
デメリット
  • コストが高い
  • 熱を使用するため圧着に時間がかかる
主な用途
  • 中小ロットのDM

◯UVニス圧着方式

普通紙に印刷や印字を行った後、接着面にUVニスを塗布し、熱を加えながら圧着するタイプです。コストを抑えつつ、見た目のよい圧着ハガキが作れます。

メリット
  • コストが安い
  • 光沢がある
  • 納期が早い
デメリット
  • 水に弱い
  • 色やにおいがある
主な用途
  • 大小ロット問わず商業用DM

 

1-2.圧着ハガキの形状

◯二つ折り

用紙を二つに折り、中面を圧着します。はがきサイズ、A4サイズなど大きさ問わずオーソドックスなタイプです。

◯Z折り

用紙をZ字の形状で三つ折りにし、できた二つの中面を接着します。はがきサイズでは一番紙面の多いタイプです。

◯巻き三つ折り

三つ折りにした用紙を重ね合わせて、内側の2面のみを接着します。圧着加工が施されない1面を利用して、往復ハガキなどに使用されるタイプです。

圧着ハガキの形状には、他に「巻き四つ折り」「ジャバラ4面折り」などの折り方もあります。

圧着はがき

ユニオン印刷では、以下の商品が該当します。

 

2.DMを送る際に圧着ハガキを使用するメリット

DMを送る際は、圧着ハガキを使用することがおすすめです。圧着ハガキと通常ハガキでそれぞれDMを作った場合における、1枚あたりのコストなどを比較してみましょう。

  圧着ハガキ 通常ハガキ
コスト 高い 安い
印刷面 4面以上 2面
情報量 多い 少ない

コストの点では、圧着加工や接着剤が必要となる圧着ハガキよりも、通常ハガキのほうが優れています。しかし、通常ハガキの印刷面は表裏2面しか存在しないことに対し、圧着ハガキは印刷面の多さが特徴です。
二つ折りで4面・三つ折りで6面と形状を工夫することで印刷面を増やし、1枚のハガキに掲載できる情報量を多くすることができます。

また、圧着ハガキを読む際に「はがして開く」行動も、DMに適している特性です。圧着ハガキを開く人は中の情報に興味を持っているため、商品やサービスの潜在顧客に対して効率的にアピールができます。
通常ハガキよりも印刷面・情報量が多く、「はがして開く」だけで情報を伝えられる開封率の高さが、圧着ハガキのメリットです。

 

3.圧着ハガキをDMとして使用する際に必要となる料金

圧着ハガキの特性はDMに適していることです。この特性だけですぐに導入をしたいと考える人もいますが、実際にどれぐらいの料金が必要となるのか、その部分も知っておくことも必要となります。

ここでは、DMに圧着ハガキを使用する際の費用を、DM制作費用と郵便料金に分けて解説します。

 

3-1.圧着ハガキのDM制作費用

圧着ハガキでDMを制作する場合、3通りの方法があります。

  • 自社制作する
  • 圧着加工を専門会社に依頼する
  • 専門会社に依頼する

◯自社制作する方法

印刷や圧着加工の設備投資を行い、自社で全て完結させる方法です。 今後の圧着受注量の見込みがあれば数年で利益が出ますが、短期的には非常にコストがかかります。

◯圧着加工を専門会社に依頼する方法

通常印刷を行い、圧着加工を専門会社へ依頼する方法です。 印刷品質は自社で管理できますが、圧着の種類や印刷方法にある程度の縛りがあります。

◯専門会社に依頼する方法

顧客の要望や仕様に応じて各種圧着方法を選択し、得意とする専門会社へ依頼する方法です。 コストや納期・仕様など、専門会社だからできる特徴を最大限に活用できます。

自社制作・専門会社に依頼各々の費用相場を下記にまとめました。

  制作にかかる費用相場
設備投資を行う 数千万以上
圧着加工を依頼 約50,000~80,000円
専門会社に依頼 約20,000~60,000円

※二つ折りUVニス圧着はがき 2,000枚あたりの金額です。

三者三様の特徴がありますが、かかるコストを抑えて圧着ハガキのDMを制作したい場合は、専門会社に依頼することがおすすめです。

 

3-2.圧着ハガキの郵便料金

2枚以上の紙面が貼り付いている圧着ハガキは、同じサイズのハガキよりも重量が重くなります。近年は郵便法が厳格化されており、DM制作をする場合はサイズ・重量ごとの郵便料金を把握することが重要です。

郵便物の種類ごとの規定と郵便料金を紹介します。

  サイズ 重量 基本郵便料金
はがき 幅90~107mm・天地140~154mm 2~6g 63円
往復はがき 幅90~107mm・天地140~154mm 4~12g 126円
封書・長3サイズ 幅90~120mm・天地140~235mm 25g以内 84円
A4サイズ 幅400~430mm・天地280~300mm 50g以内 120円

また、広告に使用する郵便物は、「広告郵便」の申請をすることで、郵便料金の割引が適応されます。広告郵便による割引適用は、以下の必要書類を用意して申請手続きが必要となります。

  • 広告郵便の承認請求書
  • 郵便物の現物または出力見本

10,000通以下の広告郵便割引率をご紹介します。(※2,000通未満は広告郵便対象外となります)

  はがき 往復はがき 封書・長3サイズ A4サイズ
2,000通~ 8% 4% 12% 12%
3,000通~ 11% 5.5% 15% 15%
5,000通~ 14% 7% 18% 18%
7,500通~ 15% 7.5% 19% 19%
10,000通~ 17% 8.5% 21% 21%

表で紹介した10,000通を超える場合も広告郵便は適用され、一定通数ごとに割引率は大きくなります。大量のDMを制作して郵送する場合は、郵便料金がお得になる制度を忘れず利用しましょう。

 

4.圧着ハガキのDMを作成するなら専門会社へ依頼がおすすめ!

圧着ハガキのDMを作成する場合は、専門会社へ依頼することがおすすめです。専門会社は圧着ハガキの制作に精通しており、魅力的なDMを制作するためのプランを各種用意しています。
専門会社に圧着ハガキの制作を依頼することで、自社で制作するよりも費用や作業コストを抑えて制作してもらうことができます。

圧着ハガキの専門会社を選ぶ際は、依頼にかかる料金だけでなく、信頼性やサービスのよさをチェックしましょう。圧着ハガキを使用したDMの制作だけでなく、完成したDMの投函を依頼できる専門会社もあります。
投函までを依頼する場合は、広告郵便申請を任せられるかも確認が必要です。制作から投函までを一貫して請け負っている専門会社であれば、コストを抑えてDMを発送できます。

 

 

まとめ

ここまで、圧着ハガキの種類やDMに使用するメリットと、コストを抑える方法に関して解説しました。

圧着ハガキはDMに適した特性を多く備えているハガキです。通常のハガキと比較してコストはかかるものの、印刷できる情報量が多く、顧客への強い訴求力を持っています。

圧着ハガキでDMを制作する場合は、専門会社へ依頼することがおすすめです。制作から投函までを依頼できる専門会社に依頼して、圧着ハガキで魅力的なDMを送付しましょう。

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