圧着はがき・DM通信

DMの開封率に関わるデザインの重要性|作成時のコツもあわせて紹介

プロモーションのために送るDMは、開封率の高さが重要です。せっかくDMを発送しても、見てもらわなければ意味がありません。いかに開封させるかがDMの課題であるため、DMの内容に工夫を凝らしているケースは多いでしょう。

開封率に大きな影響を及ぼす要素が「DMのデザイン」です。どのようなデザインにするかによって、開封率は変わると言っても過言ではありません。

ここでは、開封率につながるDMのデザインの重要性と、DMのデザイン作成時のコツを解説します。

1.DMにおけるデザインの重要性

DMを読んでもらうために、インパクトのあるメッセージやキャンペーンを打ち出す場合は少なくありません。しかし、メッセージやキャンペーンだけでは、DMを開封してもらうことは難しいと言えます。

DMで重要なのは、パッと目を引く魅力的なデザインにすることです。
それでは、なぜメッセージなどではなく、デザインが重要だと言われるのでしょうか。

1-1.DMは開封してもらわなくては意味がない

DMは、読まれる前にまず「開封してもらう」必要があります。DMを開封してもらわなければ、読んでもらえません。開封という目的を達成するためには、ひと目でDMの魅力が伝わるデザインにする必要があります。
確かにDMのメッセージに興味を持ってもらうことは重要です。しかし、文字を読む前に飛び込んでくるDMのデザインが、開封率に大きく影響するという結果が出ています。

デザイン性の高いDMを開封する人は多い

一般社団法人ダイレクトメール協会が2018年に行った調査によれば、20代男女の多くが「デザインクオリティー」を開封理由に挙げています。この調査結果から、デザイン性に優れたDMであれば、それほど興味のない商品でも開封する人が多いことがわかります。

また、同調査によるとDMを開封した人のうち、約30%の人は商品に興味を持ってネット検索や問い合わせなどの行動を起こしています。

DMを受け取った後の行動

受取 開封・閲読 その後の行動 行動内容(DM受取総数に対して)
DM受取
1,305通
開封・閲読
1,036通
79.4%
行動した
313通
24.0%
ネットで調べた・話題にした 13%
店に行く・資料請求・問い合わせ 6.5%
購入・利用した 2.8%
その他 2.5%
特に何もしていない 723通 55.4%
開封・閲読せず 269通 20.6%

(出典元:一般社団法人日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査2018」

上記の結果から、DMによる反応率を高めるためには、まず開封されることが非常に大切であると言えるでしょう。

1-2.会社の第一印象につながる

DMの発送先は既存顧客の場合もありますが、多くは自社の商品やサービスを知らない人たちです。DMが自社を知る最初のきっかけになることもあるため、DMは会社の第一印象を左右すると言えます。

DMのデザイン性が低い場合、DMのデザインがそのまま自社のイメージになる恐れがあります。特に、美容・アパレル関係のDMは、デザインによる企業イメージが重要となるため、DMのデザインが悪いと致命的な影響を受けるかもしれません。

もちろん、美容・アパレル関係以外の業種でも、DMのデザインは重要です。ターゲットのニーズに沿わないデザインのDMは訴求力が弱く、未開封で捨てられる可能性もあります。
DMのデザインは、思わず開封したくなるような強い印象を残す意匠を心がけましょう。

2.DMをデザインする際のコツ

DMを開封してもらうためには、DMを受け取る人の興味を引く必要があります。もちろん、DMの内容も大切です。しかし、まずはデザインで視覚的に訴えることが肝心だと言えるでしょう。

視覚でアピールするDMをデザインすることに難しい印象を受ける人もいますが、イラストレーターやフォトショップの使用に慣れているのなら、何も問題ありません。

ここからは、DMをデザインするときのコツを解説します。

2-1.目の動きを意識した配置にする

人の目の動きには特徴があります。目の動き方の特徴を踏まえた上で、目に入りやすい場所にDMで一番に伝えたい内容を配置しましょう。

目の動きに合わせた配置

書き方 目の動き 一番読んでほしい内容
の配置
縦書き 右上から順にNの字を描くように上下に視線を動かす 右上
横書き 左上から順にZの字を描くように左右に視線を動かす 左上

また、基本的に目線は「上から下へ」と動かします。そのため、DMの下のほうではなく、DMの上のほうにアピールポイントなどを記載することをおすすめします。

2-2.キャッチコピーを使用しメリハリをつける

DMの開封率を上げるためには、パッと目を引くキャッチコピーを配置することも有効です。キャッチコピーを作るときは、受け取る人の気持ちになって考えましょう。

DMを送る側は、伝えたいことを全部キャッチコピーに盛り込みがちですが、キャッチコピーに内容を詰め込むことは厳禁です。
アピールポイントは3つ以内に絞り、受け取る人の心に響くシンプルな言葉でまとめると、キャッチコピーの訴求力が強くなります。

2-3.画像だけの内容にはしない

印象に残るDMを作ろうとすると、自社の商品の画像をたくさん載せたいと考えてしまいがちです。確かに美しい画像は目を引きますが、DMに画像が多すぎると逆効果となります。
DMに載せる画像の枚数は、DMを受け取った人が「もっと詳しく見てみたい」と思う程度に抑えましょう。

人は最初から全部の情報を与えられると関心を失う傾向があるため、DMで興味を引きたい場合は情報量を多くしないことが大切です。DMの画像が多すぎる場合は「これ以上はもういい」と先を見ずに捨てられる恐れがあります。そうならないよう、DMに載せる画像は厳選してください。

2-4.読みやすい文章を意識する

DMに載せる文章は、読みやすくなるように努力しましょう。文章の表現だけでなく、視覚的な読みやすさも配慮する必要があります。視覚的に読みにくいと、どれほど文章の内容がよくても目を通してもらえません。

読みにくい文章の例

  • ・一文が極端に長すぎる
  • ・文中のひらがなが多すぎる
  • ・12ポイント以下と文字サイズが小さい
  • ・紙の色と文字の色が近い

上記のことに注意するだけで、より読みやすい文章に仕上がります。DMの文章を作るときは「短くわかりやすい表現」「大きめの文字」「視認性のよい配色」を心がけましょう。

2-5.ターゲットにメリットを掲示する

DMでもっとも大切なのは、DMを受け取る人=ターゲットがメリットを感じられるかどうかです。
ターゲットにメリットのないDMは、読んでもらえない可能性が高くなります。

DMの情報内容別の開封率

  DMの情報内容 DMの開封率
    購入・利用
経験あり
購入・利用
経験なし
メリットのある情報 特売・セール・キャンペーンの案内 48.5% 53.3%
クーポンの案内・プレゼント 45.0% 51.1%
試供品の案内・プレゼント 38.5% 44.4%
メリットのある情報の平均 44.0% 49.6%
商品やサービス紹介 新規・新装オープンの案内 30.0% 29.4%
新商品・サービスの案内 38.5% 40.8%
商品・サービスの紹介記事・読みもの 27.0% 23.9%
商品やサービス紹介の平均 31.8% 31.3%

(出典元:一般社団法人日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査2018」

一般社団法人ダイレクトメール協会の調査から、単なる商品やサービスの紹介に比べて、クーポンやセールの案内といった「メリットのある情報」のほうが開封率は高くなることがわかります。
DMを送る際は、ターゲットのメリットとなる情報を記載しましょう。

まとめ

DMを開封してもらうためには、内容の良し悪しよりも、DMのデザインで視覚的に訴える方法が効果的です。たとえ商品やサービスにそれほど興味がなくても、デザイン性が高いというだけで開封率が高まるという調査結果も出ています。

開封率の高いDMをデザインする際は、以下を心がけるとよいでしょう。

  • ・人の目の動きを考えて、目立つ位置に重要な情報を配置する
  • ・シンプルでわかりやすいキャッチコピーで興味を引く
  • ・読みやすい文章でメリットを伝える

DMのデザインに迷ったときは、ぜひ当記事の内容を参考にしてください。

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