圧着ハガキ・DM通信

【種類別】はがきのサイズ|郵便料金・はがきを送るルールも解説

「第二種郵便物」に区分されるはがきは、年賀状などでよく見かけるサイズが一般的です。このサイズの郵便はがきは「通常はがき」という種類で、年賀状のほかにもさまざまな用途で活用されています。

しかし、はがきの中には、通常はがきのほかにも種類が存在しており、種類ごとにはがきのサイズも異なります。また、はがきの種類別に、用途や郵便料金が異なることにも注意が必要です。

そこで今回は、通常はがきを含めたはがきの種類別にサイズ・主な用途・郵便料金を解説します。はがきを送るときのルールについても紹介するため、用途に適した種類やサイズのはがきを送りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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1.【種類別】はがきのサイズ|用途・郵便料金も

基本的に、はがきの種類は「通常はがき」と「往復はがき」の2つに分かれます。まずは、通常はがきと往復はがきのサイズ・用途・郵便料金を詳しく解説します。

また加えて、はがきとみなされることも多い「定形郵便物」についても併せて紹介するため、「はがきと言われているものにはどのような種類のものがあるのか・各種類のサイズが知りたい」という方は、必見です。

 

1-1.通常はがき

通常はがきとは、前述の通り年賀状や暑中見舞いなどで主に使用されているはがきです。郵便局などで季節を問わず常時販売されており、はがきの中で最も代表的な種類と言えます。

また通常はがきは、郵便局で販売されているものだけではなく、印刷会社で印刷された広告用のはがきや、圧着はがきなども含まれます。

郵便局で購入できる通常はがきには、標準的なはがき意外にも、年賀状に特化した「年賀はがき」や広告が記載された「エコーはがき」、目の不自由な方でも利用できる「くぼみ入りはがき」などさまざまなタイプが存在します。また、光沢があり色鮮やかなデザイン印刷ができるインクジェット用紙の通常はがきもあります。基本的に、販売価格が安価であることも特徴と言えるでしょう。

通常はがきのサイズ・重さ・用途・郵便料金は、下記の通りです。

サイズ 最小 14cm(縦)×9cm(横)
最大 15.4cm(縦)×10.7cm(横)
官製はがき 14.8cm(縦)×10cm(横)
私製はがき 14〜15.4cm(縦)×90〜10.7cm(横)
重さ 2〜6g
用途
  • キャンペーン・販売促進用広告など
  • 年賀状・挨拶状・お礼状・招待状など
郵便料金 一律63円(税込)/枚

 

1-2.往復はがき

往復はがきとは、往信用はがきと返信用はがきが繋がったはがきのことです。往信用として送る際は、往信の宛名面が外側となるよう中央線に沿って折ります。返信用として送る際は、中央線に沿って切り取ってから、返信面のみを送ることが基本です。

往復はがきのサイズ・重さ・用途・郵便料金は、下記の通りです。

サイズ 最小 14cm(縦)×9cm(横)
※横部分は、往信部分・返信部分の各サイズ
最大 15.4cm(縦)×10.7cm(横)
※横部分は、往信部分・返信部分の各サイズ
官製はがき 14.8cm(縦)×10cm(横)
※横部分は、往信部分・返信部分の各サイズ
重さ 4〜12g
用途
  • 通販の案内送付用
  • 招待状・出席状など
郵便料金 一律126円(税込)/枚

 

1-3.通常より大きいサイズのはがき(定形郵便物)

通常はがきよりも大きい面積のはがきもあり、このタイプのはがきは「定形郵便物」として扱われます。なお、通常はがき・往復はがきは「第二種郵便物扱い(はがき)」、定形郵便物は「第一種郵便物(手紙)」として分類されています。

通常はがきよりも郵便料金は高くなりますが、面積が広いため多くの情報量を含めることが可能で、インパクトの強いはがきを送ることが可能です。

定形郵便物のサイズ・重さ・用途・郵便料金は、下記の通りとなります。

サイズ 最小 14cm(縦)×9cm(横)
最大 23.5cm(縦)×12cm(横)×1cm(厚さ)
重さ 50g以内
用途 キャンペーンなどの広告・サービス案内など
郵便料金 25g以内 84円/枚
26g以上
50g以内
94円/枚

※なお一般的に「はがき」という言葉は、通常はがきサイズ以外では使用しないものの、ここでは便宜上「通常より大きい面積のはがき」として記載しています。

 

2.はがきを送るルール

オリジナルのDMを大量に作成・送信する場合、私製はがきを活用する方も多くいるでしょう。官製はがきの場合は特に注意すべき点はありませんが、私製はがきの場合、間違ったやり方をしてしまうと郵便料金がかさんだり、送れなかったりする可能性もあります。そのため、ルールや気をつけるべきポイントをしっかり押さえておくことが大切です。

ここからは、私製はがきを、はがき(通常はがき・往復はがき)として送るときのルールを解説します。

 

2-1.宛名面には「郵便はがき」の表記を

私製はがきを郵便はがきとして送る場合は、はがき宛名面の上部もしくは左側中央部分に「郵便はがき」または「POST CARD」の表記を必ず入れなければなりません。

定められた場所に上記の表記がなければ、第二種郵便物の郵便はがきではなく、第1種郵便物の手紙としてみなされてしまいます。これにより、1枚あたり63円ではがきを送ることも不可能となってしまうため、必ず忘れないようにしましょう。

 

2-2.宛名面に使う用紙の色は薄い色で

私製はがきの宛名面に使う用紙カラーは、薄い色である必要があります。理由は、「宛名部分をわかりやすくするため」です。宛名部分の背景色が濃ければ、宛名部分が見にくくなってしまうため、郵便はがきとして送ることができないと定められています。

しかし、宛名面の用紙カラーが濃い色であっても、宛名が記載された白色など薄い色の宛名ラベルやラベルシールを貼って見やすくしている場合は、郵便はがきとして送ることが可能です。

 

2-3.宛名面に広告を入れる場合は半分以下に

私製はがきの宛名面に広告を記載する場合は、宛名面用紙の半分以下におさめなければなりません。縦向きの場合は下側の半分、横向きの場合は左側の半分が広告記載の可能範囲です。

半分を超えると、私製はがきを郵便はがきとして送ることができないため、注意しましょう。

 

2-4.切手の枠は規定のサイズ以内に

私製はがきを送るときは、切手の枠サイズに注意が必要です。切手枠の規定サイズは明確に定められていませんが、普通郵便切手を貼り付けやすい20mm(縦)×16mm(横)が一般的となっています。

また、切手枠の位置にも注意しましょう。縦向きの場合は左上、横向きの場合は右上に切手枠を入れる必要があります。さらに、私製はがきの長辺から3.5cm、短辺から7cmの範囲に切手枠を入れることも定められています。

切手枠が角からあまりに離れすぎると、宛名部分や広告部分のスペースが足りなくなる可能性もあるため、なるべく角に近い部分に切手枠を入れることが一般的です。

 

2-5.郵便番号の枠は正しい位置・色で

私製はがきに郵便番号の枠を記載する場合は、JIS規格に合わせた正しい位置・正しい色でなければなりません。

郵便番号の枠は必ず「7桁1段」として、3桁目と4桁目の間にハイフンを入れましょう。上3桁の枠とハイフンの太さは0.4〜0.6mmで、下4桁の枠の太さは0.2〜0.4mmと定められています。また各桁の長方形の枠サイズは8mm(縦)×5.7mm(横)です。横サイズは、次枠との空白部分を合わせて横7mmとなります。ハイフン部分と合わせて、1桁目から7桁目までのサイズは全長47.7mmでなければなりません。

また、郵便番号の枠の色は「金赤色」または「朱色」を使用する必要があります。理由は、郵便番号を読み取る機械が黒色や青色に反応するためです。金赤色や朱色以外の色で郵便番号の枠を記載した場合、機械が郵便番号を誤って読み取る恐れがあります。

なお、郵便番号の枠は必須ではないため、不要な場合は入れないでおきましょう。

 

まとめ

ここまで、通常はがき・往復はがきなど、はがきの種類別に、はがきのサイズと用途、郵便料金を詳しく解説しました。

私製はがきを送る時は、「郵便はがき」を入れたり、宛名面(宛名部分)の背景色は薄くしたりするなどさまざまな規定があります。規定を守らなければ、郵便はがきとして安価に郵送することができなくなり、すべて作り直しとなる可能性もあります。

ここまでの内容を参考に、ぜひ規定を守って私製はがきを作成してみてください。

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