圧着ハガキ・DM通信

DMに効果的なフォントの種類・特徴から読ませるためのポイントまで

DMを送るからには、多くの人に目を通してほしいものです。しかし、どうすれば思わず読みたくなるようなDMを作れるのかがわからず、困っている人は多いでしょう。
実は、多くの人に読んでもらえるDMは、フォントに多くの工夫が施されています。

今回は、DMに効果的なフォントの特徴や、フォントでDMを読ませるポイントを解説します。読んでもらえるDMを作るために効果的なフォントを知りたい人は、当記事で紹介するポイントをぜひ参考にしてください。

 

1.DMに効果的なフォントとは?

DMの宣伝効果を高めるためには、多くの人にとって見やすく、宣伝内容に合致するデザインのフォントを選ぶ必要があります。
以下より、DMに効果的な5つのフォントと、その特徴について解説します。

●明朝体

明朝体は、新聞の文字としても採用されている、読みやすさに優れる和文フォントです。横画は細く、縦画は太く、楷書体の筆文字を彷彿させる美しいフォントであるため、上品で高級な和の雰囲気をまとっています。和のイメージを押し出したいDMの見出しフォントとしてはもちろん、読みやすさを活かしてDM内における長い本文用のフォントとして明朝体を活用することもおすすめです

●ゴシック体

ゴシック体は視認性に優れる和文フォントです。画の太さが均一であるため、見る人に力強い印象を与えます。DMでゴシック体を使用する際は、最も注目してもらいたいキャッチコピーや商品価格、電話番号のフォントとして活用するとよいでしょう。また、サイズが小さくても見やすいという性質を活かし、注意事項や補足文のフォントとして利用することもおすすめです。

●欧風フォント

欧風フォントは書体名のとおり、ローマ字を使うDMにおすすめのフォントです。欧風フォントには、明朝体のように横画が細く縦画が太い「セリフ体」と、ゴシック体のように画の太さが均一な「サンセリフ体」があります。

●袋文字

袋文字は、文字のまわりが縁取られているフォントです。袋文字を使えば、キャッチコピーや価格などの情報が強調されることで、読み手に対して最大限アピールすることができます。多様なカラーを使う場合はもちろん、モノクロの場合であっても、袋文字で目立たせることが可能です。

●手書き風フォント

手書き風フォントは、丸みを帯びた親しみやすい印象のフォントです。他と比べるとインパクトに欠けるフォントではあるものの、広告という印象を抑えることができるため、かえって目立つDMに仕上げることができます

 

2.フォントでDMを読ませる7つのポイント

多くの人が思わず読みたくなるようなDMに仕上げたい場合は、フォント選びのみならず、フォントの使い方にも気をつける必要があります。いくら効果的なフォントを選んだとしても、フォントの使い方が誤っていれば、DMに目を通してもらえません。

以下より、フォントでDMを読ませるために押さえたい7つのポイントを紹介します。

 

2-1.ひとつの紙面に使用するフォント数は3つまでにする

DMのデザインを作成する際、キャッチコピーや見出し、説明文など、内容に応じて複数のフォントを使い分けることは効果的です。しかし、あまりにも多種多様なフォントを使ってしまうと、煩雑な印象のDMになってしまい、読んでもらえる可能性が低くなります

より多くの人に読んでもらえるDMに仕上げたいならば、すっきりとした印象に仕上がるよう、ひとつの紙面に使用するフォント数は3つまでにしておきましょう

 

2-2.図番率は50~70%を目安にする

効果的なDM紙面を作成するためには、図番率にも注意する必要があります。図番率とは、紙面に対する写真やイラスト部分の割合のことです。図番率を高めると写真やイラストのインパクトが高まり、注目を集めやすいDMとなります。とはいえ、写真やイラストばかりで文章がほとんどないDMでは、訴求力を高めることができません

訴求性のあるインパクトを保ちつつ、キャッチコピーや説明文などに必要な情報を適度に盛り込むためにも、50~70%を目安に図番率を設定しましょう

 

2-3.フォントサイズにメリハリをつける

フォントを工夫してDMを読ませたいと考えるならば、フォントサイズにも気を配ることをおすすめします。
キャッチコピーや見出しのフォントサイズは大きく、長い説明文や注意事項のフォントサイズは小さくすればよいと考えている人もいますが、そのような工夫だけでは不十分です

たとえば、目立たせたい単語は大きく、その他の助詞は小さくするなど、ひとつのキャッチコピー内においても文字の大きさを適宜変えるとよいでしょう。このようにフォントサイズにメリハリをつけることで、文章がより一層読みやすくなります。フォントサイズを文字ごとに変えるという手法は、価格などの数字をアピールする際にも役立つため、ぜひ活用してください。

 

2-4.フォントサイズによって行間を変える

読みやすいDMを作成するためには、行間を工夫することも大切です。適度な行間が設けられていないDMは読みづらく、敬遠されてしまいます。しかし、行間が広すぎる場合も広告としてのインパクトが弱くなってしまうため、注意しなければなりません。

適切な行間を設定するためには、フォントサイズに注目しましょう。一般的に、縦組みの場合はフォントサイズの50~100%、横組みの場合はフォントサイズの50~70%の広さを目安にして行間を設けるとよいと言われています

 

2-5.1行あたり20文字前後にする

DMに長文を載せる際は、1行あたりの文字数にも注意しましょう。1行あたりの文字数が多い場合、改行した次の行のはじまりが掴みづらく、読み進めることが億劫になってしまいます。また、1行あたりの文字数が極端に少ない場合も、視線の移動が多くなってしまうため、文章全体の意味が把握しづらくなる恐れがあります。

DMにおける1行あたりの文字数は20文字前後が適切です。スペースの関係上、1行あたりの文字数を20文字前後に保つことが難しい場合には、2段組みにするなどの方法を駆使して読みやすいレイアウトのDMにしてください

 

2-6.カタカナの字間は詰める

字と字の間にある空間の広さを示す字間も、DMの見やすさを前後する重要なファクターです。中でも注意したいポイントは、カタカナの字間です。カタカナは、漢字などの他の文字に比べると余白が多く、間延びした印象を与えてしまいます

そのため、カタカナを使用する際は、他の文字よりも字間を詰めるように心がけましょう

 

2-7.全角・半角は統一する

DMにカタカナや英数字、記号を用いる際は、全角・半角を統一するように注意してください。全角・半角が混ざっている文章は読みづらく、DMを最後まで読んでもらえる可能性が低くなってしまいます

文字はもちろん、スペースの全角・半角も統一するように心がけ、最後まで気持ちよく読むことができるDMを作成しましょう

 

3.圧着DMを印刷するなら専門会社を活用しよう!

多様な種類があるDMの中でも、圧着はがきを使用したDMの作成を考えている人は多いでしょう。圧着DMを印刷したいときは、印刷専門会社に依頼することをおすすめします
印刷専門会社のおすすめポイントは、以下の2つです。

●さまざまなタイプの圧着DMを作成できる

印刷専門会社に印刷を依頼すれば、一般的な二つ折り圧着はがきはもちろん、ニス圧着DMやフチ糊圧着DMなど、さまざまタイプの圧着DMを作成できます。

●印刷から投函までの作業を代行してもらえる

印刷専門会社の多くは、原稿さえ提出すれば、印刷作業から宛名印字、DMの区分け、投函作業まで代行するサービスを提供しています。

印刷専門会社に圧着DMの印刷を依頼すれば、DM関連の作業時間を大幅に削減し、時間を有効活用することが可能です。工夫したフォントの効果を最大限に引き出す、美しい圧着DMを作成したい人は、ぜひ印刷専門会社に印刷を依頼してください。

 

まとめ

効果的なDMを作成したいと考えるならば、フォント選びが重要です。多くの人が読みやすく親しみやすいと感じる明朝体やゴシック体などのフォントの中から、DMのデザインや文章に合うフォントのタイプを選び、魅力的なDMを作成しましょう。

また、思わず読みたくなるDMを作成するためには、使用するフォント数や文字サイズ、行間の広さ、1行当たりの文字数などを工夫することも大切です。
作成した圧着DMの印刷は、ぜひ印刷専門会社に依頼してみましょう。

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